事故車を売る|修復歴との違い・修理するか・伝えておくこと

公開日 2026年11月3日カルボ・モーター・カーズ編集部

前のバンパーの角がへこみ、塗装がはがれて割れた白い車

事故にあった車を前にして、「こんなに傷んでいたら、もう値段はつかないのでは」と考える方もいるのではないでしょうか。

事故にあった車でも、売ることはできます。 どこをどのくらい傷めたかで金額は変わりますが、事故にあったことだけで売れなくなるわけではありません。

この記事では、「事故車」と「修復歴車」の違いから、修理してから売るかどうかの考え方、保険を使うときの注意、査定の前に伝えておきたいことまでを順にまとめました。

この記事でわかること

  • 「事故車」と「修復歴車」の違い
  • 修理してから売るか、そのまま売るかの考え方
  • 車両保険で全損になったときに気をつけたいこと
  • 査定の前に伝えておきたいことと、その理由
  • 自走できない車や、値段がつかない車の進め方

「事故車」と「修復歴車」は同じではありません

まずは言葉の意味から確認しましょう。

「事故車」は、日常の会話では事故にあった車全般を指して使われることが多い言葉です。一方、中古車の売り買いで大切になるのは「修復歴」があるかどうかです。

自動車公正取引協議会の資料によると、中古車を販売するときは自動車公正競争規約に基づき、広告や店頭で「修復歴の有無」を表示する必要があり、その判断は日本自動車査定協会の基準に基づいて行います。この基準では、クロスメンバー・サイドメンバー・ピラー・ルーフ・フロアなど、車の骨格にあたる部位に、交換・曲がり・へこみ・亀裂などの損傷や、その修理の跡があるかどうかで修復歴を判断します。

車の状態の例修復歴になるか
バンパーを交換したなりません(骨格の部位ではないため)
外板の小さなへこみを直した多くの場合なりません
骨格の部位が曲がった・へこんだ(直していなくても)なります(カードサイズ未満の小さな損傷を除く)
骨格の部位を交換した・曲がりを直したなります

つまり、事故にあっても修復歴がつかない車もあれば、骨格まで傷んでいれば、直す前から修復歴として扱われる車もあります。どちらに当たるかは、実車を見て判断します。

修理してから売るか、そのまま売るか

テーブルの上に置かれた書類の束とスマートフォン、ペン

事故のあと、修理工場で見積もりを取ってから売るかどうかを考える方も多いでしょう。迷ったときは、修理の前に一度査定を受けて、修理にかかる費用と比べてから決めると判断しやすくなります。

ここで知っておきたいのは、骨格の部位の損傷は、直しても直さなくても修復歴として扱われるということです。修復歴は損傷や修理の跡そのものを指すため、きれいに直っても「修復歴あり」のままで、修理で修復歴が消えることはありません。

そのため、修理代をかけたぶんだけ査定額が上がるとは限りません。どのくらい変わるかは車種や傷み方によって違うので、「直した場合」と「直さずに売る場合」の両方を確かめてから決めるのが安心です。

乗り換えを考えていて、次の車を買うお店で下取りに出すかどうか迷っている方は、下取りと買取の違いもあわせてご覧ください。

保険を使うときに気をつけたいこと

全損になると、車が保険会社のものになることがあります

車両保険を使う場合、修理費が大きくなると「全損」として扱われることがあります。

保険の約款には、全損として保険金を支払った場合、保険会社がその車の所有権を取得すると定めているものがあります。この場合、車はもうご自身のものではないため、売ることができません。同じ約款では、保険会社が所有権を取得しない意思を示して保険金を支払った場合は、所有権は移らないとも定めています。

扱いは契約によって違うので、全損と言われたら、売る話を進める前にご契約の保険会社か代理店に「車はどうなるのか」を確かめてください。

保険を使う予定があるなら、手放す前に伝えておく

保険を使うかどうか決まっていない段階で車を手放してしまうと、損害の確認がしにくくなることがあります。保険を使う予定がある場合は、売る前に保険会社にその旨を伝え、手続きの進み具合を確かめておくと安心です。

査定の前に、事故のことを伝えてください

机の上に置かれた車の鍵と車検証入れ

査定を申し込むときは、事故の時期、ぶつけた場所、修理したかどうかを、わかる範囲で先にお伝えください。修理の見積書や明細が残っていれば、それも役に立ちます。

先に伺えていれば、実車を見たときに金額がずれにくくなります。カルボ・モーター・カーズでは、実車を確認したうえでご提示した金額から、契約後に減額することはありません。

※契約後の減額なしは、虚偽申告等があった場合を除きます。

修復歴かどうかご自身でわからなくても大丈夫です。「ここをぶつけた」「ここを直した」とお伝えいただければ、骨格に関わるかどうかは当店で確かめます。

自走できない車・値段がつかない車はどうする?

事故で自走できなくなった車は、置いておくだけでも駐車場代や税金がかかり続けます。エンジンがかからないなど自走できないお車は、状態により別途ご相談ください。公道を走れない車の引き取りについては、車検が切れた車を売るでも説明しています。

傷み方によっては、値段がつかないこともあります。その場合も、カルボ・モーター・カーズでは廃車(抹消登録)の手続きの代行に対応しています。普通車を抹消登録すると自動車税が月割りで戻る仕組みがあり、詳しくは車を売ると自動車税は戻る?にまとめました。

ローンが残っていて、車検証の所有者が信販会社やディーラーになっている場合は、先に所有権の確認が要ります。手順は車検証の所有者がディーラー・信販会社の場合をご覧ください。売却のときに揃える書類は車の売却に必要な書類一覧にあります。

カルボ・モーター・カーズでの事故車の買取の進め方

査定はLINEから始められます。メーカー・車種・走行距離などに加えて、事故の状況をお知らせいただくと、最短当日(1営業日以内にご回答)で金額の目安をお伝えします。

※確定金額は、実車を査定してからのご提示となります。

ご提示した査定額の有効期限は約2週間です。修理の見積もりと比べたり、保険会社に確かめたりする時間にお使いください。実車の査定は30分程度で、原則は野田本店へのご来店をご案内しています。査定からお引き渡しまでの進み方は車買取・売却の流れをご覧ください。

まとめ

  • 事故にあった車でも売ることはできる。 金額は傷めた場所と程度で変わる
  • 「事故車」と「修復歴車」は同じではない。修復歴は、骨格の部位の損傷や修理の跡があるかで判断する
  • 骨格の損傷は、直しても直さなくても修復歴として扱われる。修理の前に査定を受けて、費用と比べてから決める
  • 車両保険で全損になると、契約によっては車の所有権が保険会社に移る。 売る前に保険会社に確かめる
  • 事故の時期・場所・修理の有無は、わかる範囲で先に伝える
  • 自走できない車や値段がつかない車も、廃車の手続きまで含めて相談できる

迷っている段階でも、金額がわかれば判断しやすくなります。売却全体の考え方は車を売るときの手続き・必要書類・査定の全体像にまとめています。

※制度に関する記載は2026年10月29日時点の情報です。

よくある質問

事故にあった車でも売れますか?

売れます。どこをどのくらい傷めたかによって金額は変わりますが、事故にあったことだけを理由に売れなくなるわけではありません。まずは状態をお知らせください。

事故車と修復歴車は同じものですか?

同じではありません。修復歴は、車の骨格にあたる部分に交換・曲がり・へこみ・亀裂などの損傷や、その修理の跡があることを指します。事故にあっても、バンパーの交換など骨格に関わらない傷みだけなら修復歴にはなりません。

修理してから売ったほうがいいですか?

先に査定を受けて、修理にかかる費用と比べてから決めるのがおすすめです。骨格の部分の損傷は、直しても直さなくても修復歴として扱われ、修理で消えることはありません。

事故のことは伝えないといけませんか?

わかる範囲で先にお伝えください。カルボ・モーター・カーズでは、事故歴などの虚偽申告があった場合などを除き、実車を確認してご提示した金額から契約後に減額することはありません。先に伺えていれば、実車を見たときに金額がずれにくくなります。詳しくは車買取・売却の流れで解説しています。

車両保険で全損になった車は売れますか?

保険の契約によっては、全損として保険金が支払われると、車の所有権が保険会社に移ることがあります。その場合はご自身で売ることができないため、先に保険会社にご確認ください。

出典

※制度に関する記載は2026年11月3日時点の情報です。

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