車を売った後、名義変更されたか確認する方法
公開日 2026年10月18日カルボ・モーター・カーズ編集部

車を引き渡してから何か月か経ったころ、ふと気になることがあります。
「あの車、ちゃんと名義が変わっているんだろうか」
確かめる方法があります。普通車は窓口で証明書を取れますし、軽自動車は別のやり方で確かめられます。この記事では、名義変更が終わっているかを確認する手順と、もし終わっていなかった場合にどうするかをまとめました。
この記事でわかること
- 名義変更が終わっていないと、どんなことが起きるのか
- 売却先に写しをもらう、いちばん手軽な確かめ方
- 普通車で、完了しているかを自分で確認する方法
- 軽自動車の場合の確かめ方(ご自身では証明書を請求できません)
- 確認に必要な情報と、事前に控えておくべきこと
- まだ終わっていなかった場合の進め方と相談先
名義変更が終わっていないと、どうなるか
車の名義がご自身のままだと、次のことが起こりえます。
自動車税の納税通知書が届き続けます。自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されるため、その時点で名義が変わっていなければ、翌年度もご自宅に届きます。
駐車違反や事故の連絡が来る可能性もあります。車検証にお名前が残っている限り、実際に乗っていなくても、連絡先はご自身になります。
どちらも起きてほしくないことですが、確認さえしておけば防げます。
確認する方法
いちばん手軽なのは、売却先に写しをもらうこと
まずは売却先に、名義変更が済んだあとの車検証の写しを送ってもらえるか聞いてみてください。新しい所有者の名前が載っていれば、それで確認は終わりです。普通車でも軽自動車でも使える方法です。
ひとつ注意があります。2023年1月から(軽自動車は2024年1月から)車検証はICカード型の電子車検証になり、券面には所有者の名前や住所が載っていません。所有者が書かれているのは、一緒に交付される「自動車検査証記録事項」という紙のほうです。写しをもらうときは、こちらを頼んでください。
写しが手に入らないときや、ご自身で確かめたいときは、次の方法があります。
普通車の場合
運輸支局で「登録事項等証明書」を請求します。その車の現在の登録内容が記載された、公的な証明書です。
| 窓口 | 運輸支局・自動車検査登録事務所 |
| 手数料 | 400円(現在の記録の証明・印紙) |
| 必要なもの | 車両番号(ナンバー)と車台番号、本人確認書類、請求理由の記入 |
請求書には、何のために必要かを書く欄があります。「売却した車の名義変更を確認するため」のように、具体的に記入します。
電話では教えてもらえません。 個人情報にあたるため、窓口での請求が必要です。
確認したいのは「ご自身の名義から変わっているかどうか」です。その1点が分かれば、目的は果たせます。
軽自動車の場合
軽自動車は、ご自身で証明書を請求できません。検査記録事項等証明書を請求できるのは、現在の所有者に限られているためです。
そのため、確認する方法は次の2つになります。
- 売却先に、名義変更が完了したかを確認する
- 翌年度の軽自動車税の納税通知書が届かないことで確認する(軽自動車税は市区町村が4月1日時点の所有者に課税します。名義が移っていれば、翌年度から届かなくなります)
軽自動車の手続き先や書類の違いは、軽自動車を売る|必要書類と手続きは普通車よりずっと簡単ですにまとめています。
事前に控えておいてください
ここが実務上、いちばん大事なところです。
車台番号は、車を引き渡すと分からなくなります。 車検証も一緒に渡してしまうためです。番号が分からないと、普通車の証明書を請求できません。
そこで、引き渡しの前に車検証の写真を1枚撮っておいてください。 スマートフォンで撮るだけで構いません。
- 車両番号(ナンバープレートの番号)
- 車台番号
この2つが写っていれば十分です。後から必要になったとき、探し回らずに済みます。
売買契約書や買取明細も、手元に残しておくことをおすすめします。
契約のときに、2つだけ聞いておく
- 名義変更は、いつまでに済ませてもらえるか
- 済んだら、連絡や車検証の写しをもらえるか
答えを契約書や買取明細の余白に書き留めておけば、あとで「そろそろ終わっているはず」と判断する目安になります。
引き渡しの日に用意する書類は、車の売却に必要な書類一覧で確認できます。
まだ終わっていなかったら
慌てる必要はありません。手続きには一定の日数がかかるので、引き渡しから間もない時期であれば、進行中である可能性があります。
まずは売却先へ連絡してください。 契約書や買取明細を手元に置いて、名義変更の進捗を確認します。
車検証の所有者がディーラーや信販会社になっていた車は、所有権解除の書類が揃うまで名義を移せません。思い当たる場合は、車検証の所有者がディーラー・信販会社の場合|所有権解除の手続きもご覧ください。
それでも進まない場合は、書面で期限を切って求める方法があります。内容証明郵便を使えば、請求した事実が記録に残ります。
当事者同士で話が進まないときは、消費者ホットライン「188(いやや)」に電話すると、お住まいの地域の消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。相談は無料です(通話料はかかります)。納税通知書の扱いで分からないことは、通知書に書かれている問い合わせ先(普通車は都道府県の自動車税の窓口、軽自動車は市区町村の税務担当)に問い合わせられます。
自動車税の納税通知書が届いている場合は、納付してください。 その年度の納税義務は、4月1日時点の所有者にあります。名義が残っているあいだは、ご自身が納める側です。未納のまま放置すると延滞金が発生しますし、督促の対象にもなります。
なお、引き渡した年度分の税金は査定額に反映されていることが一般的です(車を売ると自動車税は戻る?還付の仕組みと軽自動車の注意点)。精算をご相談いただくのは、翌年度以降の分になります。
個人間で売った場合は、とくに気をつけてください
フリマアプリや知人への売却では、多くの場合、買った方が運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)で名義変更の手続きをします。慣れない手続きなので、つい後回しになることがあります。
売る前に、名義変更をいつまでに行うかを書面で取り決めておくと安心です。この記事の確認方法は、個人間で売った場合もそのまま使えます。
カルボ・モーター・カーズの場合
名義変更の手続きは、書類が揃っていれば、お引き渡しから2〜3営業日以内に済ませます。
手続きが済みましたら、その旨をご連絡しています。ご不安な点があれば、いつでもお問い合わせください。
まとめ
- 名義が変わらないと、納税通知書が届き続け、違反や事故の連絡も来る可能性がある
- いちばん手軽なのは、売却先に「自動車検査証記録事項」の写しをもらうこと
- 普通車は運輸支局で登録事項等証明書を請求する(400円・窓口のみ。電話では教えてもらえない)
- 軽自動車はご自身で請求できない。売却先に確認するか、翌年度の納税通知書が届かないことで確かめる
- 引き渡し前に車検証の写真を撮っておく。車台番号が分からないと普通車の証明書を請求できない
- まだの場合はまず売却先へ連絡。話が進まなければ消費者ホットライン188へ。納税通知書が届いていたら納付を優先する
車検証の写真を1枚。それだけで、あとから確認できるようになります。
※制度に関する記載は2026年10月18日時点の情報です。
よくある質問
車を売った後、名義変更されたかどうかを確認できますか?
普通車は確認できます。運輸支局の窓口で「登録事項等証明書」を請求すると、現在の記録が記載された証明書を受け取れます。手数料は400円です。軽自動車はご自身で請求できないため、売却先に確認するか、翌年度の納税通知書が届かないことで確かめます。
電話で確認できませんか?
できません。個人情報にあたるため、窓口での請求が必要です。
確認に何が必要ですか?
普通車の証明書を請求する場合は、車両番号(ナンバー)と車台番号、それに本人確認書類です。車台番号は、車を引き渡すと手元に残りません。車検証ごと渡してしまうためで、引き渡し前に車検証の写真を撮っておいてください。
軽自動車も同じ方法で確認できますか?
できません。検査記録事項等証明書を請求できるのは現在の所有者に限られているため、売却した方はご自身で請求できません。売却先に確認するか、翌年度の軽自動車税の納税通知書が届かないことで確かめてください。
何年も経っても納税通知書が届きます。名義変更されていないのでしょうか?
その可能性があります。引き渡した年度の通知書は、名義変更が終わっていても届きます(その年度の納税義務は4月1日時点の所有者にあるためです)。翌年度以降も届き続ける場合は、名義が残っているおそれがあります。未納には延滞金がつくため、まず納付したうえで売却先へご確認ください。詳しくは車を売ると自動車税は戻る?で解説しています。
出典
- 登録事項等証明書交付請求(関東運輸局)
- 登録事項等証明書(東北運輸局)
- 検査記録事項の証明(軽自動車検査協会)
- 登録事項等証明書のような書面は軽自動車にもありますか(軽自動車検査協会 FAQ Q9-001)
- 消費者ホットライン(消費者庁)
- 電子車検証特設サイト(国土交通省)
※制度に関する記載は2026年10月18日時点の情報です。
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